ドラフト会議1965年(1)
今年のドラフトでは米大リーグ挑戦もあるかと思われた注目の菊池雄星投手に
6球団が1位指名で競合し、西武が交渉権を獲得。また今春の選抜優勝校の
清峰から今村猛投手と4年前の夏の甲子園で活躍したOBの古川秀一投手
(日本文理大)が共に1位指名を受けるという快挙もあった。
今年のドラフトも終わったので、これまでのドラフトの話題を取り上げて
みようと思った。
ドラフト会議が始まったのは1965年(昭和40年)のこと。この年、
日本シリーズが終わった直後、南海の鶴岡監督が辞任を表明したことにより、
同監督獲得に向け、東京オリオンズとサンケイスワローズの両球団が
動き出したところだった。こうして幕を開けたプロ野球ストーブリーグだが、
この年からドラフト制が導入されたことにより、例年のような大物新人獲得
の動きもまた変わってきた。これまでの自由競争ではなく、球団は獲得したい
新人選手をコミッショナー当局に提出しなければならなくなったからだ。
戦力の均等化、弱小球団の赤字解消、企業の健全化を目的として各経営者が
集まって作ったとされるこの新制度の内容を簡単にみてみると
◇十二球団は30人以内に絞った欲しい選手を名簿に書きコミッショナー
事務局に提出する
◇特に欲しい選手を12人選び、その順位をつける
◇指名は1位にランクした選手からはじめる。1位指名選手が重複した場合
は抽選が行われる。指名選手が重複しなかった場合は指名交渉権を獲得
◇第一次選択(1位指名)で各球団が1人の交渉権を得ると、残りの
選手は第二次選択に回され、ウェーバー方式と逆ウェーバー方式を採用。
つまり最下位球団から順に指名していき、ひととおり指名がおわると、
今度は上位球団から順に指名していくというもの。だから指名の重複はない。
◇会議は公開しない
◇選手リストは会議前日に全球団に配られる
◇交渉権は翌年の10月末まで(はっきりした日は明示されていなかった
ようだ)
だが、中学、高校生が進学した場合は交渉権を失うことになる。
また社会人野球関連でも制約はある(この制約もまだはっきりと決まって
いなかったようだ)
◇中退選手の指名権は十二球団平等
・・とこんな感じだ。他球団のリストを事前に手に入れることができる
(毎日新聞より)というルールはその後変更になったのではないか。
当たり前のことだが、有力選手はどの球団も欲しい。だから指名する際には
他球団の動向も気にしなければならない。できるだけ指名の重複(交渉権
獲得失敗のリスク)を避けたい。また交渉権を獲得できたとしても、
すんなり選手側が入団してくれる保障がないのも難しいところ。
そんな中この新制度によりプロ野球を敬遠しノンプロ入りを考える選手
たちも出てきた。注目選手でいえば平松政次投手(岡山東商)は日石に
内定し、木樽正明投手(銚子商)は早稲田大か立教大を希望、広野功選手
(慶応大)はアメリカ留学するという話も出てきている。
ドラフト初期は概ね選手たちの側からすれば不評だったようである。
指名選手(wikipediaより)
6球団が1位指名で競合し、西武が交渉権を獲得。また今春の選抜優勝校の
清峰から今村猛投手と4年前の夏の甲子園で活躍したOBの古川秀一投手
(日本文理大)が共に1位指名を受けるという快挙もあった。
今年のドラフトも終わったので、これまでのドラフトの話題を取り上げて
みようと思った。
ドラフト会議が始まったのは1965年(昭和40年)のこと。この年、
日本シリーズが終わった直後、南海の鶴岡監督が辞任を表明したことにより、
同監督獲得に向け、東京オリオンズとサンケイスワローズの両球団が
動き出したところだった。こうして幕を開けたプロ野球ストーブリーグだが、
この年からドラフト制が導入されたことにより、例年のような大物新人獲得
の動きもまた変わってきた。これまでの自由競争ではなく、球団は獲得したい
新人選手をコミッショナー当局に提出しなければならなくなったからだ。
戦力の均等化、弱小球団の赤字解消、企業の健全化を目的として各経営者が
集まって作ったとされるこの新制度の内容を簡単にみてみると
◇十二球団は30人以内に絞った欲しい選手を名簿に書きコミッショナー
事務局に提出する
◇特に欲しい選手を12人選び、その順位をつける
◇指名は1位にランクした選手からはじめる。1位指名選手が重複した場合
は抽選が行われる。指名選手が重複しなかった場合は指名交渉権を獲得
◇第一次選択(1位指名)で各球団が1人の交渉権を得ると、残りの
選手は第二次選択に回され、ウェーバー方式と逆ウェーバー方式を採用。
つまり最下位球団から順に指名していき、ひととおり指名がおわると、
今度は上位球団から順に指名していくというもの。だから指名の重複はない。
◇会議は公開しない
◇選手リストは会議前日に全球団に配られる
◇交渉権は翌年の10月末まで(はっきりした日は明示されていなかった
ようだ)
だが、中学、高校生が進学した場合は交渉権を失うことになる。
また社会人野球関連でも制約はある(この制約もまだはっきりと決まって
いなかったようだ)
◇中退選手の指名権は十二球団平等
・・とこんな感じだ。他球団のリストを事前に手に入れることができる
(毎日新聞より)というルールはその後変更になったのではないか。
当たり前のことだが、有力選手はどの球団も欲しい。だから指名する際には
他球団の動向も気にしなければならない。できるだけ指名の重複(交渉権
獲得失敗のリスク)を避けたい。また交渉権を獲得できたとしても、
すんなり選手側が入団してくれる保障がないのも難しいところ。
そんな中この新制度によりプロ野球を敬遠しノンプロ入りを考える選手
たちも出てきた。注目選手でいえば平松政次投手(岡山東商)は日石に
内定し、木樽正明投手(銚子商)は早稲田大か立教大を希望、広野功選手
(慶応大)はアメリカ留学するという話も出てきている。
ドラフト初期は概ね選手たちの側からすれば不評だったようである。
指名選手(wikipediaより)





